パソコンが立ち上がらない、というトラブルの原因で一番多いのは、HDD(ハードディスク)の異常です。この場合、HDDを取り替えればパソコンは復旧しますが、とても厄介な問題が起こります。それは、元のHDDに収められていたデータはすべて消えてしまう、ということです。そのデータの中には、業務に必要な会計書類・重要書類、現場写真、かわいいお子様や家族の想い出写真など、絶対に残したいものもあると思います。しかし、放っておいたら消えてしまうかもしれないデータが、お使いいただいている皆様が、少しだけ注意をはらっていただくことにより、最悪の事態が回避できる可能性があります。
☆ パソコンの状態を知る
「変な音がする」「動きが遅くなった」など、日ごろ、正常な状態で使っているときとは違うな、と感じられることがあれば、それは、異常の前兆かもしれません。そのまましばらくは問題なく使えるかもしれませんが、データを残すことはだんだんと難しくなっていきます。「ふだんと違うな」と感じることがあれば、まず、電源を切り、パソコンに負荷をかけないようにします。
☆ 異常を感じたら。。。
■ 電源のオン/オフを繰り返し行わない
電源をオン/オフすることで、ハードディスクに負荷が掛ります。
■ PCに標準搭載の修復機能や他の修復ソフト等での修復はしない
PCに標準搭載されている修復機能や市販の修復ソフト等を安易に使用すると、障害の程度をかえって大きくしてしまう恐れがありますので、たいへん危険です。
■ スキャンディスクやデフラグを行わない
動きが遅くなった、マウスが時々止まる、といった時によくお使いになられますがこれらが有効なのはあくまで正常時です。
故障時には症状を悪化させる恐れがありますので、絶対にしないでください。
※異常を感じられましたら、とりあえず当店Webにお気軽にご相談下さい。